建て起し工法 上棟現場見学会のご報告

  • 更新日:2011.08.24
  • 見学会

先日は大変な猛暑にもかかわらず、現場見学会にご参加頂き誠にありがとうございました。
当日は11社13名の方々にご出席頂き、午前中の約2時間お付き合い頂きました。

ご見学頂いた現場は、京都市右京区の狭小長屋が密集する地域です。
隣との敷地の取り合いひとつで、新たに建てる住宅の住み心地が大きく左右される状況でまさに建て起こし工法でなければ成り立たない現場です。

見学会当日朝、それまで事前に進められた両サイド壁の工事も終わり、壁際の基礎まで 移動する作業を待つばかりの状況です。

10時、見学の皆さんもそろそろ集まり、これからレッカーで2トン以上ある壁を吊りながら壁の移動を行います。めったに見ることの出来ない貴重な作業で、大きな掛け声と共に大変緊張感も漂う現場でしたが、無事3時には両方の壁も収まり夕方6時には2階と3階の床合板も貼り終える所まで進む事が出来ました。

出来上がってみると南側の建物の瓦の先がわずかに越境してきており、3階のサッシにぎりぎり当たりそうなくらいまでの精度で、壁が立ち上がっているのが分かります。

翌日の上棟式では300年続く(株)徳永建設徳永社長によるおはやし(祝いの小唄)を聞かせて頂いた後、お施主様からのお言葉を頂き、『毎日子供と現場を見に来るのが楽しみで、最近では子供が将来大工になって人を喜ばす仕事がしたい』と言っていた心温まるエピソードも聞かせて頂きました。

暑い中、見学会を見守ってくださいました皆様に御礼を申し上げると同時に、大変貴重な現場を見学会の場として率先してご提供くださったお施主様と徳永建設様、並びに当日施工して頂いた大工さん方々に改めて御礼を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。

狭小地 建て起し工法

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