第17回研修会のご報告 「住まいの省エネと健康の深い関係」近畿大学 岩前篤教授

  • 更新日:2014.06.26
  • セミナー

6月17日(火) 梅田スカイビル タワーウェスト36F
参加:会員工務店 32名/16社
設計事務所 21名/18社

近畿大学 建築学部 学部長
建築環境システム研究室 教授・博士 岩前 篤 氏
「住まいの省エネと健康の深い関係」
~ 間違っていた夏の家 ~

お忙しい中多くの方々にご出席いただきありがとうございました。
昨年度の野池先生のセミナーに引続き今年度も断熱に関する学びを重点的に計画させていただく中で、国交省からも研究依頼があるほど有名な岩前教授にお越しいただき講演をしていただきました。

高齢化が進む日本において現在の国民医療費は39兆円と今や世界トッップクラスです。
そんな中で国が注目しているのが岩前教授の研究する「住環境と健康」にも関連する『未病』という考え方です。

国内の2万4千人にもおよぶ膨大なデータから高断熱住宅と健康の関係を検証すると、高断熱であればあるほどアレルギー、気管支炎、手足の冷えなどに大きな改善があることが確認されており、断熱の設備投資額のほぼ倍に相当する医療費が削減できるそうです。 結果的に、高齢者が理想とする健康な体のまま長寿を全うすることができます。 この仕組みを国の政策として推奨しようとしているのだとか。
これまで多くの工務店が積極的に取組んできた高断熱住宅が省エネ貢献するだけでなく、そこに住む家族の健康に直結しているという実証を改めて得ることができた貴重なご講演でした。
岩前教授さまには、お忙しいスケジュールの中、ご講演いただきありがとうござました。

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次回も引続き断熱に因んで新住協関西支部とのジョイントで研修会を計画しております。
ご期待ください!

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