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平成25年度 国土交通省地域型ブランド化事業採択「京阪神地域木造高耐震住宅」
(たとえば、木材利用ポイントとの併用で最大130万の補助も可能です。)
地域型住宅ブランド化事業とは、地域材を活用した長期優良住宅を対象に、国土交通省が2012年度から始めた補助事業で、地域の気候・風土にあった良質な住宅の供給に取り組むものです。
京阪神木造住宅協議会では、「京阪神地域木造高耐震住宅」として国土交通省地域型ブランド化事業に採択されています。
兵庫県内でフラット35を取り扱っている金融機関の利率の平均から1%引いた利率が融資利率として適用されます。
・融資限度額2,000万円
・環境配慮型で500万円限度額アップ
・返済期間は35年以内
木造住宅の新築、増築又は購入した場合、1棟当たり 30万ポイント付与されます。(1ポイント=1円)
フローリングなどの内装・外装木質化工事や、木材製品及び木質ペレットストーブ・薪ストーブの購入にもポイントが発行されます。
平成25年度ブランド化事業の概要
補助対象住宅の条件
当該事業に取り組もうとするグループから、「『地域型住宅』生産の共通ルール」等に関する提案を募集し、学識経験者からなる評価委員会による評価結果を踏まえ、優れた提案について、これら提案内容に基づく活動を行うことを要件として国土交通省が、グループの採択を行います。
関連地域産業の連携による住宅生産体制
採択されたグループ内の中小工務店が、上記の地域毎の住宅生産システムの共通ルールに基づいて木造の長期優良住宅の建設を行う場合に、当該建設にかかる費用の一部について補助を行います。
地域材利用に関する共通ルール
- 主要構造材は全てJAS認定材を使用
- JAS認定の認定書を添付します。
- 主要構造材(柱、梁、桁、土台)の50%以上を
「京阪神地域木造高耐震住宅」グループが指定する地域材(国産材 杉、桧)とする。 - 合法木材証明書又は兵庫県産材証明書と最終納材業者による出荷証明書を提出します。
- 隅柱を4寸とします。
- 構造図又は構造計算書を添付します。
具体的な取組み内容
- 許容応力度計算による耐震等級2以上
(狭小地など、3等級が困難な場合を考慮して2等級以上とします。) - 許容応力度計算による基礎の設計を実施
- 第三者機関による地盤調査と検討を実施
- 自立型循環住宅ガイドライン3.1章「自然風の利用と制御用気象データによる風設計の導入
- JBN維持管理計画書の提出
- 指定図書を住宅履歴情報として、一般社団法人JBNの「いえもり・かるて」に蓄積します。
平成25年度ブランド化事業の特徴
2012年度のブランド化事業の取組みとして「CASBEE」による『A』ランクの導入を行いましたが、長期優良住宅の仕様とした段階で全物件ともほぼ条件を満たしていることが確認できました。 このため、2013年度は改めて「CASBEE」による『A』ランクの条件付けはしない方針とします。 新たなステップとして建築地の気候・風土を把握し、立地条件と住まい方に応じて極力自然エネルギーを活用する「自立循環型住宅」の仕組みを導入します。
<出典>『自立循環型住宅への設計ガイドライン』
監修:国土交通省国土技術政策総合研究所・独立行政法人建築研究所
発行:一般財団法人建築環境・省エネルギー機構
自立循環型住宅とは、気候や敷地特性など立地条件と住まい方に応じて極力自然エネルギーを活用した上で、建物と設備機器の選択に注意を払うことによって居住性や利便性の水準を向上させつつ、居住時のエネルギー消費量(CO2排出量)を2000年頃の標準的な住宅と比較して50%にまで削減可能できる住宅をいいます。
震災を経験している地域だからこそ、一番厳しくて正確な構造計算方法(許容応力度計算)で、建物と建物を支える基礎の強度を確認し、建物にかかるあらゆる条件(室内の重さ、地震、雪、台風など)において、短期的かつ長期的な観点から建物の安全性の確認を行います。
現場見学会と工務店訪問
2013.12.12
工務店実践発表
2013.11.18
「自立循環型住宅」講習会
2013.10.19
25年度国産材研修会
2013.09.25
「日本物流新聞」掲載
2013.08.22
ブランド化事業実務説明会
2013.06.10
ブランド化事業説明会